ベランダ有効活用戦略

狭い部屋はベランダも部屋にしてしまう
狭い部屋のバルコニーを有効活用して部屋を広く見せる戦略を考えました。室内のフローリングの延長線上にバルコニーの床を設置できないかと検討しました。
狙いはベランピングとまではいかなくても、ちょっとした息抜きのスペースを確保したかったからです。
「ベランピング」とは、「ベランダ」(balcony)と「グランピング」(glamping)を組み合わせた言葉で、ベランダでキャンプを楽しむ新しい形態のアウトドア体験です。
ベランピングは都市部やアパートメントに住む人々にとって、自然に囲まれた場所に行かなくても、アウトドアの楽しみを味わえる素晴らしい選択肢です。例えば以下のような遊びをベランダでやります。
ベランピングの概要
ベランピングは、伝統的なキャンプとホテルの快適さを組み合わせたアウトドア体験です。通常、ベランピングはアパートメントやマンションのベランダで行われ、アウトドアの魅力を存分に楽しみつつ、都市の便益を享受できます。
ベランピングの魅力
- 手軽さと快適さ: ベランピングは、伝統的なキャンプと比較して設備や快適さが向上しています。テントの代わりにベランダにキャンピングテントやティピを設置し、快適な寝袋やマットレスで寝ることができます。これにより、キャンプの魅力を楽しみつつ、快適な夜を過ごすことができます。
- 都市の景色とアクセス: ベランピングを楽しむ際、都市の景色を堪能できます。高層ビルのベランダからの夜景や景色は、特に夜に美しく、リラックスした雰囲気を楽しむことができます。また、都市の便益にアクセスできるため、食事や買い物、アクティビティへのアクセスが簡単です。
- カスタマイズ可能: ベランピングは、個人の好みに合わせてカスタマイズできます。ベランダには椅子、テーブル、ランタン、キャンドル、おしゃべりスペースなどを配置でき、自分らしいアウトドアスペースを作ることができます。
- アウトドアの楽しみ: ベランピングでは、アウトドアの楽しみを存分に楽しむことができます。バーベキュー、星空観察、本を読む、音楽を楽しむなど、自然の中でリラックスできるアクティビティを楽しむことができます。
- 移動負担が無い: ベランピングは、環境にも配慮したアウトドア体験です。都市部に住む人々が自宅のベランダでアウトドアを楽しむことで、長い距離を移動する必要がなく、時間の負担を軽減できます。
ベランピングのアイデア
ベランピングを楽しむためのアイデアはさまざまです。以下にいくつかのアイデアを示します:
- キャンピングテント: ベランダにキャンピングテントを設置し、快適な寝袋やマットレスでリラックス。夜空を眺めながら星座を観察するのも楽しいです。
- プチバーベキュー: 安全に十分に配慮したうえで、ベランダでバーベキューを楽しむことができます。例えば、無煙式の電気コンロ等を使用して、美味しいアウトドア料理を調理するという選択肢もあります。
- 星空観察: 都市の明かりが少ない夜に、ベランダから星空観察を楽しむことができます。星座や流星群を観察し、天文学的な知識を深めましょう。
- 屋外の食事: ベランダで屋外の食事を楽しむことができます。テーブルや椅子を配置して、友達や家族と食事を共にしましょう。
- アウトドアゲーム: ベランダでボードゲーム、カードゲーム、またはアウトドアゲームを楽しむことができます。友達や家族と楽しい時間を過ごしましょう。
- プラントガーデニング: ベランダにプラントポットを配置し、植物栽培を楽しむこともできます。ハーブや花を育てることで、自然を感じることができます。
ベランピングは、都市生活者にとって自然との触れ合いやアウトドアの楽しみを手軽に体験できる素晴らしい方法です。ベランダでキャンプを楽しむことで、快適さとアウトドアの魅力を組み合わせた特別な体験を創り出すことができます。
狭いベランダで全てをかなえる事は難しいかもしれませんが、単身者向けのベランダがちょっとした趣味のスペースに生まれ変わったら楽しいのではないかと考えました。実例をご紹介します。
ベランピングスペースをリノベーション *Before


よくありがちな単身者向けのベランダです。ここは少しだけ広めのベランダである点と、しゃがむと周囲からの視線もほとんど気にならない立地的なメリットがある事に気づきました。そこで思い切ってベランダを部屋と一体化させたデザインにする戦略を取りました。
ベランピングスペースをリノベーション *After

このようにウッドデッキを配置してちょっとした椅子が置けるスペースを作りました。ちょっとした料理をアテにビールを一杯飲むのにちょうどいいスペースです。

ポイントはウッドデッキの高さを室内の床の高さと揃えている点です。そのため室内からはシームレスに近い形でベランダに出る事ができます。

こんな感じで部屋の延長線とまではいかなくても可能な限りフラットに近い形で、ベランダに出入りができます。

耐久性を考慮した素材選択をする
使用した木材は防腐処理がされているものを使用しています。ウッドデッキ下の枠組も含めて同様の処理がされているため長期間の使用に耐える作りです。ベランダの防水を痛める事はできないためウッドデッキの基礎の設置はボンド処理で施工しました。

見た目や企画の面白さだけではなく、こういった基礎や素材の安全性も考慮して作る事で長期的に入居者の方に楽しんで頂ける空間ができます。
